この記事は2017.12.29に加筆・修正されています。
こんにちは。
佐々木です。
株主優待としてのビットコイン配布など、次々と新しい技を繰り出している国内の取引所「ビットポイント」が、今度は初めてのイーサリアム決済サービスを導入することが決定されました。
目次
イーサリアムの決済サービスは初!!
ビットコインの決済サービスは銀座のお寿司屋さんをはじめ、急速に増えてきました。
2017年4月には家電量販店大手「ビックカメラ」が試験的に一部でビットコイン決済サービスを導入し、リクルートグループも導入を発表しており、それだけでも年内に26万店舗でビットコイン決済が可能になる見通しとなっています。
今後、ビットコインでの決済が普及してくると思われますが、ついにイーサリアムも決済サービスが導入される見込みとなりました。
イーサリアムについてはコチラで解説しています。
ビットコイン以外の通貨、アルトコインが決済サービスとして扱われる見込みはあまりありませんでしたが、ついにイーサリアムが決済に採用されることとなりました。
イーサリアム決済を導入するのは、取引所の革命児「ビットポイント」
今回、イーサリアムの決済導入を発表したのは株式会社リミックスポイントの子会社でもあるBIT Point(ビットポイント)です。
ビットポイントは国内の取引所ではありますが、現在の国内取引所の勢力図でいうとちょっとマイナーな部類になってしまいます。
ビットフライヤーやコインチェックの影にどうしても隠れがちです。
しかし、ビットポイント(リミックスポイント)は株主配当の一部として株主にビットコインを配る作戦を発表したり、大手コンビニチェーンとのビットコイン決済導入の協議を進めていたりと、精力的に行動しています。
LCCのピーチや、エボラブルアジアとの提携もビットポイントでしたね。
他の取引所とはまた違った、独自志向を感じます。
そんなビットポイントが今回発表したのが、イーサリアムの決済サービス導入です。
決済サービスの導入は8月から開始する予定です。
お店側のメリット
お店側のメリットとしては、まず手数料が安いことが挙げられます。
クレジットカード決済の場合、業種にもよりますが、手数料が約5%ほどかかってしまいます。
しかし、イーサリアム決済の場合の手数料は1%です。
クレジットカードの手数料は当然お店側が負担していますから、この手数料を抑えることができるのは大きなメリットです。
また、導入するにあたっての初期コストも非常に安く、なんとゼロ円です。
初期コストがかからないというのも、お店側が採用しやすくなりますね。
イーサリアムを採用するメリット
イーサリアムはビットコインと比べても、決済スピードが早いことが大きなメリットとなります。
ビットコインも送金は早いとされていますが、それでも完了までに約10分程度かかってしまうため、使いにくさの1つとされていました。
イーサリアムは決済スピードも早いため、実用面でも優れていると考えられます。
暗号通貨の時価総額ランキング第2位のイーサリアムですが、市場規模はビットコインが約4.5兆円であるのに対し、イーサリアムは約3.6兆円。
24時間あたりの取引ボリュームもビットコインが約1900億円であるのに対し、イーサリアムも1500億円を超えてきています。
ゆくゆくはイーサリアムがビットコインを抜くのではないか、という意見も少なくありません。
今後のイーサリアムの発展にも目が離せませんね。
やっぱり意外と凄い気がする、モナコイン
実際の決済サービスではビットコインが主流でしたが、ここにきてイーサリアムも決済フィールドに登場しました。
これまで、ビットコイン以外の仮想通貨の実用はほぼなかったため、「ビットコイン以外のアルトコインも決済に利用できるなんて凄いなー」と思っていました。
が、そう考えると、Amazonギフト券などの購入ができてしまうモナコインは地味に凄いのではないだろうか、、、(笑)