2018.05.17 | 2018.05.30 アルトコイン

<基礎>仮想通貨のテザー(Tether,USTD)とは?基本情報や仕組み、今後の値動きについて解説

この記事は2018.05.30に加筆・修正されています。

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ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨界は日々進化をしていますね。

そんな中でも今回ご紹介するテザー(Tether/USDT)は、法定通貨とペッグしている仮想通貨です。

法定通貨とペッグしているテザーは、他の仮想通貨とは異なる利用方法がたくさんあり、投資にとっても便利なのです。

テザーを使いこなして仮想通貨長者「億り人」を目指しましょう!

テザー(Tether/USDT)とは

テザーの単位は「USDT」と表記されます。
「テザー」はドルやユーロのような法定通貨と連動している仮想通貨のプロジェクトです。

法定通貨に価値を連動させている通貨を「ペッグ通貨」と呼んでいます。
ビットコインやイーサリアムを中心とした仮想通貨と違い、USDTは大きな変動がありません。

テザー/USDTは米ドルに連動しているのでほぼ1USドル=1USDTで取引されています。
簡単に言うとドルやユーロなどの法定通貨をそのままデジタル化した仮想通貨ということです。

テザー(Tether/USDT)の基本情報

ここではテザーの基本のとなる情報について解説していきます。

発行元やテザーのプロジェクトについても知っておきましょう。

詳細説明1【基本情報】

通貨単位:USDT
発行枚数:無制限
発行元:Tether社
リリース:2015年2月
システム:プルーフ・オブ・リザーブ(POR)
以上が基本的な情報です。

詳細説明2【発行元・発行枚数】

Tether社という2015年11月に設立された会社が発行元になっています。

この会社のCEOはジャン・リュードヴァイカス・ヴァン・デァ・バルデ氏で、オフィスは香港とアメリカにあります。

発行枚数は無限とされていますが、これはユーザーがドルを支払ってUSDTと通貨交換を行う際に、新たにUSDTを発行するという意味です。

これにより、法定通貨と仮想通貨両方の弱点を克服した通貨として成功を修めました。

まず、法定通貨はATMなどの取引可能時間の制約や利用手数料などのデメリットがUSDTによって無くなります。

仮想通貨USDTはビットコインのような価格の値動きが激しい仮想通貨と違い、常に安定した価格を維持しています。

USDTは、法定通貨に担保された安定した価格の仮想通貨と言えます。

詳細説明3【プロジェクト】

仮想通貨の価値は非常に不安定です。
実際イーサリアムが流出した事件があった際には、仮想通貨全体の値段が大きな値動きを見せました。

基軸通貨と言われているビットコインをはじめ、多くの仮想通貨の値動きはとても激しいことで知られています。

このテザーでは、仮想通貨と法定通貨の価格を同じ比率にする「オンエトーン準備率」を維持する方法を提案しました。

それにより、どんな外的要因が発生しても価格が変動しない仮想通貨「テザー/USDT」が誕生しました。

仮想通貨テザー(Tether/USDT)4つの特徴

テザーを使いこなすには、テザーが持つ特徴を理解していなければなりません。

ここではテザーが持つ代表的な特徴4つを解説していきます。

特徴1【プルーフ・オブ・リザーブ】

仮想通貨の代表格であるビットコインは、プルーフ・オブ・ワークというシステムの中で、マイニングをすることで枚数が増えていきます。

そしてマイニングで発掘できる通貨の上限数はビットコインのプログラムよって決められており、インフレの心配がありません。

それに対してテザーは「プルーフ・オブ・リザーブ」というプロセスによって成り立つシステムです。
このプルーフ・オブ・リザーブでは入金された金額と同じ額のテザーが発行されます。

TetherLimitedというテザーを管理運営している会社に法定通貨を入金することで、その金額と同額のテザーが発行されます。

ドルとのペッグ通貨という話をしましたが、日本円で入金された場合には、日本円をドルに換算した分のテザーが発行されます。

ただ発行されるだけでは価値を保つことは出来ませんよね。

ですからテザーを法定通貨に出金した場合には、出金に使用したテザーが自動的に消滅するプログラムになっています。

これにより流通通貨の数はドルと同じ数量価値をもつようになり、価値の上昇や低下が起きにくいとされています。

特徴2【中央集権】

現在、仮想通貨で値動きが大きい銘柄は「非中央集権型」のビットコインやイーサリアムです。

一方テザーはというと、これは中央集権型の仮想通貨です。
中央集権とは「情報収集と決定権が本社(本部)に一元化されている組織」を指します。

ビットコインユーザーからは中央集権型の仮想通貨は今後、国の規制が入り、使えなくなるというのが定説でした。

しかし、中央集権型の仮想通貨は決して悪しき物ではありません。

中央集権型のメリットとしては「システム全体の情報収集が容易である」、「システムの情報処理スピードが速い」、「権限の優先順位が明確で、責任の所在がはっきりしている」といったメリットがあります。

テザーはプルーフ・オブ・リザーブのシステムによって、自動的に仮想通貨の流通量を調整する特殊なシステムです。

これが非中央集権型になってしまうと、NEM流出事件のように取引所がハッキングされた時にテザー全体に被害が及んでしまいます。

そうなると法定通貨を担保にしているテザーとしては中央集権にした方がセキリュティ面では安全であると言えますね。

特徴3【カウンターパーティリスク】

先ほど挙げた中央集権のデメリットでもあるのが「カウンターパーティリスク」です。

カウンターパーティリスクとは「資産を預けた相手が契約不履行に陥る事」です。

NEM流出事件では中央集権型取引所であるコインチェックがハッキングされたことで多くのNEMユーザーが保管していた仮想通貨NEMが消失しました。

これもカウンターパーティリスクのひとつです。

テザー/USDTは中央集権型の仮想通貨です。

ユーザーが法定通貨を支払って、USDTを発行するのはテザーを管理しているTether社です。

このTether社がハッキングもしくは、Tether社と取引している銀行がハッキングされた場合どうなるでしょうか?発行されたUSDTとTether社が保有している法定通貨のバランスが崩れてしまいますよね。

本来1:1の割合で保障されているPORのシステムが根幹から崩れてしまうということになります。

法定通貨:USDTの割合が崩れるとTetherのプロジェクト自体が機能しなくなります。

これがTetherの持つリスクであるということをしっかりと頭に入れて置きましょう。

特徴4【テザーのメリット】

テザーのメリットはその価値が変動しないことです。

その点を考えて利用することで、仮想通貨の「保険」的な通貨としてのメリットがあります。

ビットコインを含む多くの仮想通貨の価格は毎日、毎時間、毎分毎に大きく変動します。

外部からのバッドニュースなどによって、仮想通貨全体の価格が暴落した際にその真価を発揮するのがテザーです。

例えば海外の仮想通貨取引所でマイナーコインを取引している人がいたとします。

価格の暴落が起こった際、基軸通貨であるビットコインに戻してから国内の取引所に送金して日本円にするというプロセスだと、大きな損害から逃げ遅れる可能性もあります。

送金作業や手数料も発生してしまい、被害を最小限に食い止めたとしてもダメージは免れません。

そんな時にテザーがあれば、国外の取引所で米ドルと同等の価値のテザーに替えられるということになります。

仮想通貨全体の暴落に左右されないペッグ通貨のメリットであると言えるでしょう。

国内に上場していないマイナーコインを取引している日本人にとってはかなりのメリットがありますね。

仮想通貨テザー(Tether/USDT)のニュース

ここでは仮想通貨テザーを取り巻く主要ニュースについて解説していきます。

ニュース1【テザー疑惑】

テザーの認知度を一気に上げたニュースがこの「テザー疑惑」です。

このニュースの概要は「ペッグ通貨の根本のとなる担保金2400億円が嘘である」という疑惑です。

もしこの疑惑が本当なのであれば、仮想通貨界全体の価格を大暴落させることに繋がる大事件になります。

例えば、実際の担保金が2400億円の半分だった場合を想定しましょう。
『1ビットコイン=1万ドル=1万テザー』という相場だったとします。

テザーの発行元であるTether社が保有している実際の担保金が、半分の1200億円しかないということになると、テザーの価値はプルーフ・オブ・リザーブの原則により50%ダウンします。

ビットコインは実際にテザーを使って取引されているのが現状ですから、その信用されていないビットコインの価値がテザーの信用度に比例して半分に暴落します。

現在アルトコインは基軸通貨のビットコインの価格に依存していることから、アルトコイン全体の価格も大暴落を起こします。

『担保金が嘘』であるという事実が仮想通貨全体の価値を損なう要因になります。

もしテザー社が嘘をついていて、非合法に発行したテザーを使ってビットコインを大量に購入して、手に入れたビットコインを売却する事によっても相場の暴落は起こります。

ですが、それは『本来あるべき』テザーの価格に下落するということになるだけですが、その「本来あるべき」というのが「Tether社の担保しているドルがどれくらいあるのか?」という事に依存しています。

半分しか担保していないのであれば、50%の下落になりますし、25%であれば75%の下落に繋がります。

これがテザー疑惑の概要です。
テザー発行元であるTether社と、仮想通貨業界全体を揺るがす疑惑であることは間違いありません。

ニュース2【監査法人との契約打ち切りと3億ドル】

テザー疑惑があってからというものTether社は自社のイメージ回復と顧客(テザー保有ユーザー)に対する透明性を確保する為に、外部の監査法人と契約しました。

しかし、その外部監査法人は監査をすることなく関係を解消しています。

Tether社は監査結果の公開の代わりに社内文書を公開し、担保している2400億円の所在を明らかにしました。

しかし、その所在が書かれた金融機関の場所は黒く塗りつぶされており(Tether社側はハッキング防止の為と説明)、100%透明であるとは言い切れませんでした。

そして情報公開後の2017年11月にはハッカーによって30億円分のテザーが盗まれています。

盗まれたテザーを使えなくするために「ハードフォーク」を行い、清廉潔白であるという事を証明しました。

しかしハードフォーク以降Tether社はテザーの発行枚数をこれまでの流通量の10倍以上まで上げたことから、Tether社に対する疑惑はさらに深まります。

匿名でテザーの発行に関する統計分析が公開され、ビットコインの価格高騰や暴落に密接な関連があることを示唆しているというニュースも出ました。

現状は大きな問題として重要視はされていませんが、テザー疑惑の裏付けが取れると今後テザーの価格はペッグ通貨としての機能を果たせなくなり、テザーが破綻する可能性も出てきますね。

今後の調査如何によっては価格の暴落が起こる可能性も指摘されています。

仮想通貨テザー(Tether/USDT)を購入可能な取引所

ここからはテザーを購入可能な取引所について紹介していきます。

日本国内の取引所ではテザーは取り扱っていません。
ですが、ビットコインでテザーを取引した場合には海外送金元となる取引所が必要になります。

ビットコインはほぼ全ての取引所で扱っているため、新たに国内の取引所に口座を開設する必要はありません。

ただし、国外のUSDT取引所には口座開設が必要になります。

ここでは海外の仮想通貨ユーザーの間でも特に信頼のおける取引所を3か所紹介していきます。

取引所1【EXMO】

EXMOはイギリスを拠点とした取引所で、取引高の世界ランキングでは27位にいます。日本の有名な取引所を上回る順位です。

日本語版のサイトが無いため、英語理解は必須と言えます。

2014年2月に開設された取引所で仮想通貨の取引所としては老舗にあたります。

取り扱っているアルトコインの種類は少ないですが、多くの現行仮想通貨から入金ができるヨーロッパでも人気の仮想通貨取引所です。

取引所2【Poloniex】

世界最大規模の仮想通貨取引所であり、現在は80種類以上のアルトコインを扱っている取引所です。

取引量に関してもトップクラスの実績を持っています。

世界最大級という事で取引所破綻のリスクが軽減されるという観点からユーザー数も多い事で知られています。

サイト自体には日本語のサポートはありません。
ですが、日本人ユーザーが多く、困った時には日本人ユーザーからの助言が聞けるのも嬉しいポイントです。

取引所3【Kraken】

日本人にはなじみの薄い取引所ですが、日本円や日本語にも対応しているサイトです。

取引高は2018年1月の時点では世界6位と結構大きな取引所であることが分かります。

ユーロ圏では人気ナンバーワンと言われている取引所でもあります。

取引量に応じて手数料が安くなるという特徴があり、ヘビーユーザーや上級者向けの取引所という評判もあります。

米ドル基準でテザーを取引するのであれば、一番おすすめな取引所です。

仮想通貨テザー(Tether/USDT)を管理可能なウォレット

先に述べたようにUSDTは30億円のハッキング被害にあったことがあります。

Tether社側で対策がとられたとは言え、やはり不安ですよね。

他の仮想通貨のようにウォレットで管理する必要があります。

ここではテザーを管理可能なウォレットについて解説していきます。

ウォレット1【Tether公式ウォレット】

テザーの発行元であるTether社が作成した公式のウォレットが「Omni Core」と呼ばれているウォレットです。

万が一ハッキングで盗まれた場合、その盗まれたトークン(テザー/USDT)を凍結することが出来る仕組みが採用されています。

ただし、中央集権的側面が強いテザーを中央集権的なウォレットで管理するのは賛否両論があります。

中央集権的な要素が合わないという方にはあまりおすすめできません。

ウォレット2【ハードウェアウォレット】

NEM流出事件で急に需要が増えたと言っても過言ではないのが、「ハードウェアウォレット」です。

USBタイプのものが一般的で、仮想通貨を保管してある「秘密鍵」をオフラインで保管できる機能を持っています。

よく勘違いされますが、仮想通貨自体がハードウェアウォレットに保管されているわけではありません。

ハードウェアウォレットには仮想通貨を保管してある場所(アドレス)へ入る為の秘密鍵が保管されているだけです。

ハッキングの可能性がほぼなく、現物が手元にあるという観点から人気が急騰したウォレットと言えます。

ウォレット3【ローカルウォレット】

ハードウェアウォレットとは違い仮想通貨そのもの(ブロックチェーン情報)を外部のハードに保管する方法です。

スマホなどのハードに専用のアプリをダウンロードして使う方法です。

仮想通貨全体のブロックチェーンを保管する完全型と一部だけを保管する「簡易型」があります。

このウォレットのメリットは「取引所が破綻しても問題ない」という点です。

またインターネット環境がなくても仮想通貨を確認できるというのもメリットとして挙げられます。

ただ、デメリットとしてハードウェアの故障などで管理できなくなるといった事もあります。

ハードウェアがスマホなどの場合、ハッキングの可能性もあります。

テザー(Tether/USDT)のまとめ

テザーを使って億り人になる為には、仮想通貨全体の値動きを追う必要があります。

例えば、日本国内では取り扱っていないマイナーコインを中心にテザーを使って取引し、価格の暴落や上昇に合わせて、売買をしていく方法をご紹介しました。

注意したいのが、Tether社の動向です。
今後ネガティブなニュースが増えるようであれば、テザーの価値が下がることも予想されます。

また、本編では扱いませんでしたがテザーを使った投資として仮想通貨以外では「FX(外国為替)取引」も挙げられます。

為替手数料の安さを利用して、円とドルの為替で利ザヤを獲るという方法です。

現在テザーを使って取引している人の半数がこの方法で儲けを上げているという情報もあります。

テザーのメリットである「ペッグ通貨」の面を重視した手法と言えますね。

今後の経済状況は日本を含めアメリカやヨーロッパも不透明です。

その波を呼んでFX投資をするか、仮想通貨の取引通貨として利用するかはあなたの方針次第です。この記事を参考にして是非テザー億り人を目指しましょう。

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