2018.05.18 | 2018.05.25 アルトコイン

<基礎>仮想通貨のステラ(Stellar,XLM)とは?基本情報や仕組み、今後の値動きについて解説

この記事は2018.05.25に加筆・修正されています。

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仮想通貨は単なる投資対象というだけで開発されたのではなく、様々な目的をもって開発されています。

何か新しい技術を開発したり、ビジネスの構造を劇的に変化させたりといった非常に強い個性を持っているものが多いのが特徴といえるでしょう。

今回ご紹介するステラは、個々人が行っている送金にかかわる手数料や時間といった問題を大きく変える可能性のある仮想通貨です。

ステラの兄弟ともいえる仮想通貨にリップルがありますが、リップルは企業などのある程度まとまった資金の移動を想定しています。

では、ステラの変えようとしている個々人の送金とはどのようなものなのでしょうか。ぜひ、見ていきましょう。

ステラ(Stellar/XLM)とは

ステラ(Stellar/XLM)は、作成日が2014年7月と仮想通貨の中ではかなり歴史のある通貨といえるでしょう。

リップルの創業者であるジェド・マケレーブ氏を中心に開発された仮想通貨であり、リップルとよく似ています。

ただし、リップルが「企業」や「国」といった大型の資本を動かすことを前提とした仮想通貨であるのに比べ、ステラは「個人」向けの比較的小さな資本を動かすことを前提とした仮想通貨といえるでしょう。

銀行などの現在ある送金システムをベースとして、スムーズに資本を移動することを目的としています。

また、銀行だけでなく、ゆくゆくはネット通販などの小売業界にも進出したいと考えているようです。

購入し、送金されたステラは、ネットワーク上に管理されることで、法定通貨にも他の仮想通貨にもスムーズに換金できるようなシステムを持っています。

それではステラについて詳しく見ていきましょう。

ステラ(Stellar/XLM)の基本情報

 

リップルがベース

仮想通貨ステラは、仮想通貨リップルの創設者が開発にかかわっているため、リップルと非常によく似ています。

リップルは、大型の資本を送金する際のブリッジ通貨としてのポジションを狙っていますが、ステラは、比較的小さな資本を狙っています。例えば、留学にアメリカの大学へ行っている息子に対して素早くお金を送金するといったことを想定されて開発されているのです。

また、海外の商品を購入する際に円が使えず、ドルしか使えないといった状況などで、活躍することが予想されます。

利用者が増えることで、仮想通貨同士のブリッジ通貨としてのポジションも手に入れることが出来るかもしれません。

そうなったときに需要の高まりは想像を絶するものになるでしょう。
 

送金・決済が速い

ステラは、少額の送金に注力していると書きました。

少額送金であればあるほど重要になってくるのは送金速度や決済速度です。

なぜなら、企業の大型の資金移動などであれば、翌営業日まで、契約書で決められた日付までといった、ある程度のゆとりがあるのに対し、少額送金は今すぐ資金移動が必要になりがちだからです。

ステラの送金速度はなんと5秒に設定されています。

現在の銀行の仕組みを使って現金を国際送金する際には、3営業日~最大で10営業日かかることを考えると、実に驚異的です。

また、仮想通貨であるビットコインを使った送金も、銀行を利用するよりも大幅に早いといわれていますが、それでも数時間かかります。

まさに次世代の送金システムと期待がかかるのも無理はありません。
 

価格変動が小さく抑えられている

リップルでは、発行上限が1,000億XRPと決められており、手数料として取引のたびに少しずつ量が少なくなっていく仕組みを採用しています。

反対にステラは、1,000億XLMが発行された後に、1年ごとに1%ずつ発行量を増やしていくという仕組みを採用しました。

これは、ステラが少額決済目的ということで多くの通貨を市場に流通させる必要があるということと、ステラ自体の価格が乱高下しないようにできる限り価格を安定させるために供給量を増やそうとしているという2つの面から評価されます。

少額決済ということは、多くの人が少しずつ利用する通貨です。
そのため、多くの人が少しずつ保有できるだけの流通量が必要です。

また、供給量を少しずつ増やしていくことで、価格を低い位置で安定させることが出来ます。

貨幣は使えば使うほど、そして利用したいと考える人が増えれば増えるほど価値が上がっていきます。

しかし、手元で頻繁に利用するお金の価値が日々大きく変動するというのは非常に困ってしまいます。

そのため、ステラはあらかじめ価格を一定に保つための仕組みを、開発段階から備えているといえるでしょう。

仮想通貨ステラ(Stellar/XLM)4つの特徴

 

送金時手数料が安い

個人の送金ということで、一回で送る量は少ないですが、回数は非常に多くなるでしょう。
回数が非常に多くなるということは、一度にかかる手数料が必ず気になります。

この点についてステラは、送金時の手数料を大きく抑えることに成功しました。
その金額はなんと0.00001XLM。ほとんど0といってもいいほどの手数料です。

ただ悪意ある取引の可能性が疑われている場合にのみ、手数料が跳ね上がるという仕組みを採用しています。

手数料を下げることによって、複数通貨取引も容易にしており、ブリッジ通貨としての価値も大きく高めているといえるでしょう。
 

独自のアルゴリズムを採用している

ステラではSCP(Stellar Consensus Protocol)といわれる独自のアルゴリズムを採用しています。

このアルゴリズムは、リップルのアルゴリズムであるRipple Consensusの改良版といえるもので、非常によく似ています。

リップルでは承認者と呼ばれる主要なプレイヤーが取引を管理していますが、この承認者の80%以上が同意しない場合、ブロックチェーンの分岐が発生する可能性があります。

しかし、ステラは、取引の安全性を確保するため、80%以下の承認率でもブロックチェーンを分岐させないような仕組みを導入しました。

結果としてステラは、非常に分裂しにくい仮想通貨となったのです。
 

様々な会社と提携している

2017年10月に世界最大手IT企業の1つであるIBMとの提携を皮切りに、様々な企業と提携してその可能性を広げています。

金融コンサルティング会社のDeloitte、免許送金業者のTEMPO、そしてナイジェリアの通信事業者Parkwayと多種多様な企業が参入しています。

今後さらに個人向けの取り扱いが可能な起業との提携を目指しているとのこと。

特にナイジェリアのParkwayでは、すでに相互運用可能なモバイルマネーの構築の可能性まで模索されており、実際の利用までもう少しという段階まで来ているのです。

ステラは、すでに現実の支払いに影響を与えつつある仮想通貨といえるでしょう。

開発が非営利団体

ステラの開発は非営利団体組織であるStellar Development Foundationが担っています。

企業ではなく非営利団体が仮想通貨を開発する大きなメリットは、その透明性とガバナンスにあるといえるでしょう。

非営利団体は、その活動の性格上給料や利益といったお金に関することを公開する必要があります。
また、非営利団体は、利益を出してはいけないというわけではありませんが、それでも会社の利益だけを目的として活動することは禁じられています。

会社の中の人が自分の利益を最大化するために悪意ある行為をとる、といったことが非常に難しい組織体系といえるでしょう。

仮想通貨は信用が置けないと思い込んでいる人も多い中で、開発団体を非営利団体としたことは、プレイヤーの信頼や安心につながるのではないでしょうか。

特にステラの場合は、多くの個人が利用することを前提に作られています。

金融などにあまり知識がない人も含めてステラを使っていく未来を想定しているのであり、知識のない個人にも信頼してもらうための手段としては非常に好ましいように思えます。

ステラが公開している情報の中には、「働く人の給料」や「予算配分」といった組織運営にかかわることだけでなく、「開発スケジュール」や「財団が保持するステラの量」といったその後のステラの動きに大きく影響を与える情報も含まれています。

こうした情報をしっかりと確認して取引に臨むことで、勝率の高い取引を行うことが出来るかもしれません。

仮想通貨ステラ(Stellar/XLM)のニュース

 

ステラとライトニングネットワーク

様々な可能性を持っているステラですが、現在非常に注目されているニュースがあります。
それが、2018年末までにライトニングネットワークを導入するというものです。

ライトニングネットワークとは、ブロックチェーンが抱えているスケーラビリティ問題を解決するひとつの答えともいわれている技術で、ブロックチェーン自体を複層にし、少額決済の部分を省略することでブロックチェーンそのものの負担を軽減するというものです。

この仕組みが導入されれば、今まで以上のトランジションの処理速度を出せるため、手数料などの削減も可能になります。

ライトニングネットワーク自体は、ビットコインですでにベータ版が走っており、実現まであと一歩というものです。

果たして、ステラにおいて正式に確立できるのか。2018年12月前後のステラの動きに注目が集まります。

仮想通貨ステラ(Stellar/XLM)を購入可能な取引所

2018年5月現在、残念ながらステラを取引できる国内の取引所はありません。

よって、海外の取引所を活用することになります。
今回は、ステラが取引できるおすすめの海外の取引所をご紹介しましょう。
 

Binance

Binanceは中国にある仮想通貨取引所であり、2017年に設立とかなり新しい取引所です。

急速に上場銘柄を増やしており現在では100種類以上の仮想通貨を取り扱うことが出来ます。

2017年12月には一時期、取引高世界1位にもなっており、世界中から注目されている取引所です。

残念ながら、日本語対応を辞めてしまいましたが、Google翻訳などを駆使すれば特に難しいこともなく取引を進めていくことが出来るでしょう。
 

Bittrex

Bittrexは、アメリカにある仮想通貨取引所であり、2014年に設立されました。

Bitcoin建ての取引だけでなく、Ethareum建ての取引にも力を入れているため、Ethareumをたくさん持っている人には非常に好都合の取引所です。

取り扱いの仮想通貨の種類は200を超えており、ステラだけでなく面白い通貨を見つけることが出来るかもしれません。
 

Poloniex

Poloniexはアメリカにある仮想通貨取引所であり、Bittrexと時を同じくして2014年に設立されました。

Poloniexに上場が決定するというニュースが流れるだけで価格が高騰するという、非常に影響力の強い仮想通貨取引所でもあります。

取り扱い仮想通貨の種類は70種類前後とBittrexには劣りますが、登録しているプレイヤーがたくさんいるので取引には事欠かないでしょう。

仮想通貨ステラ(Stellar/XLM)を管理可能なウォレット

仮想通貨を扱う上で気になるのは、どこに自分の仮想通貨を保管しておくかではないでしょうか。

保有量が少ない場合は、少々リスクが伴いますが取引所で保管しておいても良いでしょう。
少額をいちいち気にしていても仕方ありません。

逆に保有量が多い場合は、すぐに利確したり移動したりしない分については、下記の比較的安全なウォレットに移して保管しておくのがおすすめです。

それではステラで利用できるウォレットについてみていきます。

StellarTerm

StellarTermはステラネットワークベースのWebウォレットです。

ステラの分散型取引所であるStellar Decentralized Exchangeへのアクセスも容易で、非常に使いやすいと評判が高いウォレットとして知られています。

ステラを利用する上での手数料が非常に安くなるウォレットであるため、ステラを取引の中心にする人は必ず持っておくべきウォレットといえるでしょう。

Stellar account viewer

Stellar account viewerは、ステラ公式が推奨しているウォレットです。

秘密鍵を自己管理できるという点で、安心して活用できるウォレットといえるでしょう。

最低20XLM入れないと利用できない仕組みになっていますので、まずは30~50XLM程度の少額のステラをテスト送金してみることをお勧めします。

ステラ(Stellar/XLM)のまとめ

リップルに似た、個人送金用の仮想通貨ステラについてみてきました。

たくさんの企業が参加しているステラは、今後は現実の取引などに影響を与える可能性が大いにあります。

特に送金速度が速いということは、決済速度も速いということなので、小売り分野で活躍していく可能性もあるのです。

もしかしたら、東京オリンピックぐらいにはステラを使ってコンビニで買い物をしているかもしれません。

ぜひ、今後の動きに注目していきましょう。

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