2018.06.01 アルトコイン

<基礎>仮想通貨のダッシュ(Dash,DASH)とは?基本情報や仕組み、今後の値動きについて解説

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資金を動かしたり、買い物をしたりしていく中で気になるのは、プライバシー。

特に大きなお金を動かしたいと考えたときに、取引の匿名性がなければ総資産が丸見え状態なため、それをあまり良く思わない人も多いのではないでしょうか。

仮想通貨では、ブロックチェーンを介して取引そのものがプレイヤーに公開されているため、匿名性を維持できる仮想通貨は少ないのが現状です。

しかし、匿名性を高めた仮想通貨がいくつかあります。今回は、そうした匿名性の高い仮想通貨の中からDashをご紹介しましょう。

ダッシュ(Dash/DASH)とは

Dashは匿名性と取引速度に注力している仮想通貨です。

2018年5月14日現在、仮想通貨時価総額ランキング13位につけている信用度の高い仮想通貨です。

公開日は2014年1月18日と仮想通貨の中ではかなり歴史のある仮想通貨といえるでしょう。

もともとはDarkCoinという名前でしたが、取引速度を高めるというアップデートを行った後にリブランディングをかけて、現在はDashという名前で知られています。

残念ながら日本国内の取引所では取引できませんが、海外取引所では人気のある仮想通貨です。

ダッシュ(Dash/DASH)の基本情報

それでは、Dashの注目すべき基本的な性格について確認していきましょう。

匿名性の高さや送金速度は非常に注目されており、将来性も高く評価されています。

果たしてどのような点が評価されているのでしょうか。
 

匿名性が高い

Dashの匿名の高さは、基本的に送金されたお金が誰の手から送られてきたかということが良くわからないという仕組みで出来上がっています。

これは送金を行う際、ある程度のトランザクション(取引データ)がプールされ、その後送金されるという手順を踏んでいるためです。

例えば、Aさんが100、Bさんが100、Cさんが100単位のDashをそれぞれ送金し、Dさんが200、Eさんが100単位のDashを受け取ったとします。このとき、送金の100×3単位のDashはいくつかの小さな単位に分割されプールされます。

ここでは、わかりやすく、20単位のDashが15束できたとしましょう。

この20×15単位のDashのうち、Dさんが20×10単位=200単位、Eさんが20×5単位=100単位を受け取ります。こうすると、Dさんの200単位の中に、AさんBさんCさんそれぞれの100単位のDashがいくらずつ入っているかわからなくなってしまうということです。

通貨というものは、誰が送ったものであっても同じ単位であれば同じ価値を持ちます。

これは、現金でも同じことでしょう。誰の100円であっても100円ということです。
 

取引速度が速い

Dashの特徴としてもう1つ注目すべき特徴があり、それが取引速度です。

ブロックの生成速度は、Bitcoinの1/4の2.5分に1度、そしてマスターノードという仕組みを組み合わせることで、送金や決済という取引においては約1.3秒という承認速度でどんどん取引を行っていくのです。

この承認速度があれば、早さが自慢の自動販売機などでも活用できるほどの速度が維持されています。
 

これからも期待されている

2018年5月14日現在のDashのレートは約43,300円です。今後はどのように予想されているのでしょうか。

世界の有名な価格予想サイトである「The Economy Forecast Agency」では、2021年の1月には100,000円、実質約150%、つまり2.5倍の上昇を予測しています。

また「Wallet Investor」では、5年後に3207.400 USD、つまり350,000円、約8倍になると予想しています。これらのサイトからわかることは、今後の値上がりは非常に期待できるということになるかと思います。

とはいえ、「The Economy Forecast Agency」をよく見ると、2018年~2019年はマイナスが予想されているところもあるので、純粋な右肩上がりを期待するのは難しいかもしれません。

つまり、来年までは「仕込み時」といえるかもしれません。

仮想通貨ダッシュ(Dash/DASH)4つの特徴

仮想通貨は最先端技術の塊であり、仮想通貨の将来性はまさにこの技術の将来性と同義になります。

ここでは、Dashに導入されている技術について4点ピックアップしてみましょう。

匿名性を高めるPrivateSend

Dashの最大の特徴である匿名性ですが、この匿名性を実現する技術のことをPrivateSendといいます。

多くの取引データであるトランザクションを、一度プールし送金するという仕組みは、外部から送金先と送金元のデータを追いかけられないようにしています。

プレイヤー同士は1対1で送金しあっているといったイメージで取引を行いますが、実際のところは複数対複数という取引を行っていると考えましょう。

ただし、このPrivateSendには弱点があります。

それは、トランザクション、つまり取引が少なければ少ないほど、この匿名性が担保されにくくなるということです。

3つ以上のトランザクションが見つからない場合、取引が匿名のうちにうまく行われません。

完全な匿名性を期待している人にとっては少し物足りないといえるでしょう。

InstantSendで取引速度を大幅に短縮

Bitcoinでは、取引の承認には10分かかります。

これは、Bitcoinのブロックチェーンにおいて、新しいブロックが生み出され、その中に入っている情報が正しいか間違っているか確認するという行為が10分ごとに行われるためです。

Dashは、InstantSendという仕組みを導入しており、ブロックが生まれるかどうかより先に、まず取引が承認されます。

結果として、承認速度はなんと平均で1.3秒。

どれだけ遅くとも4秒前後というDashという名前通りの速度で承認していきます。また、Dashのブロックが生成される速度も2.5分に1度とBitcoinの1/4となっています。

このような技術的な裏付けにより、Dashは取引速度を短縮しているのです。

DGBBの存在

DGBBとは「Decentralized Governance by Blockchain」の略称です。

Dashでは、自身のDAOをDGBBと呼んで他のものとは区別しています。

DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略称であり、Bitcoinのシステムにも採用されている仕組みです。日本語では「自律分散組織」と呼ばれ、契約や取引を自動で行う仕組みを指しています。

「できる限り組織運営に人間の意思決定がはさまないような仕組み」と考えましょう。

Dashでは、BitcoinとはDAOのシステム自体が異なっています。

具体的には資金調達の方法と運営方針の決定の仕方が異なります。

Bitcoinでは、寄付を前提として運営資金を支えています。寄付する団体として例えば「Bitcoin Foundation」が挙げられるでしょう。

寄付などの動きは一見すると公平な運営が出来そうです。しかし、ある程度の規模を資金提供できる悪意ある個人が参入してきた際にはこの公平性を保つのが難しくなります。

その個人の意思が全体に影響を与える可能性が出てくるでしょう。

一方Dashの資金調達は、Dashが運用されている限り、生み出されるようになっています。Dashにおいてマイニングによるブロック報酬のうち、10%が運営資金に入ってくるようになっているのです。

このように、運営資金をDashの内部から生み出すようにすることで、外部のメンバーや環境に左右されない運営が確立できるといえるでしょう。

もうひとつは、運営方針の決定の仕方ですね。

BitcoinCashが生み出された経緯を出すまでもなく、Bitcoinの運営方針は全てのプレイヤーが民主的な話し合いのうえで決定されるため、論争が長引いてしまう傾向にあります。

さらに、Bitcoinの場合、大手のマイナーと開発チームで大きな衝突が起こってしまうことも十分にあり得るのです。

Dashの場合、意思決定に全てのプレイヤーが参加するということはありません。

Dash運営の中心的メンバーとしてマスターノードと呼ばれる人々が、Dashの代表的メンバーとして選出され、この人たちの投票によって運営方針が決まっていくのです。

このマスターノードになるためには、Dashをある程度保有している必要があるなど、様々な制限があります。Dashに悪影響のあるような意思決定を行うと、自分の資産などに大きなダメージを与える可能性があるという形で、彼らの攻撃を防いでいます。

仮想通貨では、こうした「人の悪意をうまく抑える仕組み」がたくさん導入されています。マスターノードはまさにこうした技術のひとつです。
 

マスターノード

運営方針の決定にマスターノードと呼ばれる人たちが出てきましたが、彼らは方針決定にのみ影響を与えているわけではありません。

マスターノードの存在が、PrivateSendやInstantSendを支えているのです。

マスターノードになるためには、4つの条件が必要です。

  • 1000単位以上のDashを保有する
  • 24時間ノードを稼働させる
  • InstantSendネットワークに助力する
  • PrivateSendネットワークに助力する

このマスターノードは、ブロック承認報酬の45%を分け合うことが出来るため、マイニングに参加することなく報酬を手に入れることが出来ます。

もし、安定したネットワーク環境が作れるのであれば、参加してみるのも悪くないかもしれません。

仮想通貨ダッシュ(Dash/DASH)のニュース

仮想通貨Dashはその取引速度や匿名性が注目されており、多くの人たちが関わっています。ニュースを含めて確認してみましょう。
 

Dashとジンバブエ

ジンバブエでは2016年から、経済の混乱に拍車がかかっています。

国内経済では自国通貨があるにもかかわらず、多くの取引がアメリカドルによって行われているという非常に危険なものとなっています。そこで、ジンバブエの自国通貨とDashを紐づけることによって、自国通貨の信用を確立しようという動きが出てきているのです。

Dashであれば、小売りによる少額決済にも十分に活用できるうえに、取引所を介してアメリカドルとの交換も容易に行えます。

2018年のDashはジンバブエを皮切りに、発展途上国で大いに注目されることになるかもしれません。
 

匿名性が仇になるかも?

一方で、匿名性が仇になる可能性についても議論されています。

2018年5月14日の毎日新聞の記事によると、指定暴力団がZcashやDashなどを利用して2016年からの約3年で300億円程度をマネーロンダリングしたということです。

匿名性の強い仮想通貨については、こうしたダークマネーの存在との関係性について、公開された当初から非常に議論が続いており、この問題がまさに裏付けられてしまったニュースといえるでしょう。

今回のニュースがそのまま匿名性を持つ仮想通貨の否定、あるいは仮想通貨全体の規制に直接結び付くことは考えにくいですが、それでもこうした問題が積み重なっていった結果として、規制の声が大きくなる可能性は十分にあり得ます。

仮想通貨ダッシュ(Dash/DASH)を購入可能な取引所

Dashは残念ながら、2018年5月段階において国内の取引所で取引はできません。

少し前までCoincheckが取引できましたが、現在では新規の口座開設が出来ない状況となっています。

そこで、海外の取引所について確認していきましょう。

Bitfinex

Bitfinexは中国にある仮想通貨取引所であり、設立は2012年と非常に歴史のある取引所です。

Tetherの問題や、過去にハッキング事件を起こしているなどと問題は見られますが、それでも非常に人気のある取引所であり、取引高も非常に大きい取引所となっています。

ただ、日本語対応はしていないので注意してください。
 

Binance

Binanceは中国にある仮想通貨取引所であり、2017年に設立とかなり新しい取引所です。

上場銘柄をプレイヤーが投票で決められるため、草コインに注目している人にも人気のある取引所です。

現在取り扱っている仮想通貨の種類は100種類以上と、面白い取引がたくさんできるかもしれません。

Bittrex

Bittrexは、アメリカにある仮想通貨取引所であり、2014年に設立されました。

Bitcoin以外のアルトコインの多くはBitcoin建てで取引されていますが、BittrexではEthareum建ての取引にも力を入れているため、Ethareumをたくさん持っている人には非常に好都合の取引所です。

取り扱い仮想通貨の種類は200を超えているため、新しい仮想通貨も積極的に取引できるでしょう。

仮想通貨ダッシュ(Dash/DASH)を管理可能なウォレット

Dash Core Win

Dashの公式が提供しているウォレットで、デスクトップウォレットとなっています。

Dashの公式は、できる限り分散してDashを守ることを推奨しています。

これはDashが匿名性の強い仮想通貨であり、何か問題が起こってもその問題の追跡などが難しいため、プレイヤー各人のセキュリティ意識を高めてほしいという意図が含まれています。

MyDashWallet

MyDashWalletは、ブラウザウォレットと呼ばれるものですが、オンラインウォレットではありません。そのため、俗に言われるホットウォレットのように、このウォレットから直接的に取引を行うことは不可能です。

MyDashWalletでは、3つのブラウザで活用することを推奨しています。

①Chrome
②Firefox
③U2F

IEなどの他のブラウザで活用することはやめておいたほうがいいでしょう。

ダッシュ(Dash/DASH)のまとめ

高い匿名性と圧倒的な取引速度で注目を浴びているDashについてみてきました。利用しやすい特徴を兼ね備えているため、今後さらに需要が高まっていくかもしれません。

ただ、やはりダークマネーやマネーロンダリングといった問題は、必ずまとわりついてくるでしょう。

そうした情報にも注意しながら、注目していくことをお勧めします。

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